体にやさしい食事

食物を口から摂るということは、生きるために体に必要であるエネルギー 　（栄養）を確保することと同時に 　　食べたい　＝　生きる楽しみが増えること 　年齢を重ねるに従い　生理的な体の変化（いわゆる老化現象）　から　健康 な若い人と同じ食事形態で食べるには　噛む力、噛み砕く（咀嚼）する力の衰 えと　飲み込む（嚥下）時の　反射能力が遅くなることにより　むせ込んだり することかあります。　消化吸収の力も　減ってきており　少しずつ気配りさ れた食事内容が必要となってきます。 　また硬い食品を敬遠し　柔らかく甘いものに偏ってしまう傾向は、糖尿等 見えにくい疾病へとつながります。繊維質が足りないと腸の運動が衰え　便秘 傾向となります。葉物　根菜類　海藻類　を上手に食事に取り込み　脂身の少 ない肉類　魚　乳製品　まめ類を毎日の食事に取り込み　毎日の体調を維持し てゆきたい。

介護食について 介護する側される　側やさしい介護食 何よりも先ず　本人の好みの食材、調理方法が使われたメニューである 　　→　本人が食べてみよう　、介護者が作ってみよう　と思う食事作り 次に食材確保 　　→身近な食材　　手に入り易い食材を利用してのメニュー作り 調理が簡単であること 　　→介護者は食事作りのほが　入浴・排泄・洗濯・整容　　などの手伝いがあ 　　　ります　そして家の中全般の　時間も必要です。　簡単でより作りやすく 　　　手間のががらないメニュー 　　　冷凍食品やレトルト食品　コンビニ食も上手に取り入れたい 家族と同じ食事内容 　　→家族と同じものをたべていることは何よりの喜び 　　　器は食べやすい器を利用したい 　　レシピは　最低二人分以上　が作り易い 　作り置きして冷蔵庫・冷凍庫利用　水ームフリージング（保存） 　方法・・・すぐ冷す　→　ラップ密閉　→　冷蔵保存

〜今回のメニュー〜 ちぎり梅とじゃこのまぜごはん カレイのわかめ蒸し かぼちゃのスープ きつね煮 冷やし白玉団子（ぜんざい風） ミルクくすもち

ちぎり梅とじゃこのまぜごはん カルシュームを摂りましょう 　　材料　　　　　８人分 胚芽米（一人あたり７Ｏｇ）　・・・　５６０ｇ 梅干し（一人あたり大１／５粒）・・・　２粒 白煎り胡麻　　　　　　　　　　・・・　８ｇ 山ごほう味噌漬け　・・・　３４ｇ（小１本） 大葉　　（一人あたり１／３枚）・・・　３枚 ちりめんじゃこ　　　　　　　　・・・　４０ｇ 　　作り方 �@ごはんは柔らかめに焚いておく �A梅干しは包丁でたたいておく �B胡麻は包丁で切っておく �C山ごほう・大葉は細かく切る �D炊きあがったごはんに�A・�B・ 山ごほう・じやこをまぜ、仕上 げに大葉を散らす (きざみのり等は、好みで使いますが、 歯間にくっつきやすい)	カレイのわかめ蒸し 　　材料　　　８人分 むきカレイの切り身６０ｇ〜７Ｏｇ　　・・・８切れ 　（鶏のもも肉等でも代替できます） 酒　　・・・大さじ２　　　塩　　・・・小さじ1 干しわかめ・・・４ｇ　　　貝割れ　　・・・１Ｐ たれ 酒　　・・・大さじ１　　しょうゆ・・・大さじ２ 　　レモン汁・・大さじ1 アルミホイル又はクッキングペーパー　１０ｃｍ程度 　　作り方 �@カレイは酒と塩をふり、１０分程放置、余分な水分を除く �Aわかめは充分もどして一口大に切り、湯を通しておく �B貝割れは洗って、１ｃｍ幅に刻んでおく �Cたれは合わせておく �D液をきった魚をホイルに敷き、上からわかめと貝割れを 散らし、フライパンで蒸し焼きにする �E食べる時にたれをかけて召し上がってください 魚は一度冷めた方が食べやすい	かぼちゃのスープ ビタミンＡを摂りましょう 　　材料　　　８人前 かぼちや（皮と種を除いて）・・・３２０ｇ（約１／３個） 玉ねぎ　　　　　　・・・１６０ｇ（小さめ１個） バター　　　　　　・・・２４ｇ 小麦粉　　　　　　・・・３２ｇ 牛乳　　　　　　　・・・８０ｃｃ 塩・こしょう　　　　・・・６ｇ 　　作り方 �@かぼちゃと玉ねぎは薄く切り、柔らかく茹で、粗熱を 取って裏ごし、又はフードカッターにかける。 �A厚手の鍋にバターを溶かし小麦粉を加えてルーを作る �B�Aの鍋に�@を加え、仕上げに牛乳、塩、こしょうで味 を調える

高齢者の脱水と水分補給 　（介護側へのアドバイス） 熱中症というと、夏の炎天下で起こるというイメージがありますが、室内でも 起こります。 熱い室内で水分補給せずに過ごしたことが挙げられます。暑さに鈍感になって いますし、のどの渇きも感じにくくなっています。自分からまめに取ろうとす ることが少なくなっています。若者は食欲がないといっても　水分は摂ろうと しますが、高齢者になると食べられないだけでなく水もほとんど摂っていなか ったということが挙げられます。 　　食欲の低下　＝　脱水のリスクになります。 大切な水分 体重の60パーセントは水分　　　　高齢者は体重の約５０％ 多量の体液（水分）によって、生命は維持されています。 水の出入り 　　　　　　出　　　　　　　　　　　　　　　　　　　入 　　尿　　　1500ml　　　　　　　　　飲水　　　　　1500ml 　不感蒸泄　700〜1000ml　　　　食事　　　　　700〜1000ml 　　便　　　200〜300ml　　　　　　燃焼水　　　　　200〜300ml 1曰に必要な水分量は？ 体重１ｷﾛ当たり約20〜30ml　約50ｷﾛｇの人　約1500ml／日を水分補給の目安 水分の欠乏 　　意識障害　　発熱　　運動機能の低下　　幻覚の出現　　死亡

食事ケア場面での会話例 　食事ケアにおける会話（声かけ）は、食事介助をスムーズに進め食事をおいし 　く食べていただく為に必要 お腹すきましたか きょうの食事はおいしそう　・・今から食事をすることを認識していただく お茶を先に飲みましょう　　・・ロの中の乾燥防ぎ　食べ物がスッと通り易い 　　　　　　　　　　　　　　　ように口の中を潤す 今日のメニュー好きなものですよ・・食べたいという意欲 ゆっくり食べましょう・・・・・・・ゆっくりたべることで誤嚥を防ぐ のみ込み確認しましょう　　・・・口の中に食べ物が残らないよう水分を補給 食事が大事　　やさしいおいしい食事を食べましょう

　

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